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ドクターブログ
歯ぎしり・咬みしめのお話し
総称はブラキシズムと言います。
お口やその周辺の器官にみられる習慣的な癖のひとつです。
歯ぎしりは睡眠中におこなっている事が多く自覚症状があまりありません。
家族に言われて気付く人がほとんどです。
咬みしめは日中・夜間にかかわらず無意識に食いしばっていることがほとんどです。
どの様な問題が起こるのでしょうか?
歯の形状変化・歯がしみる・歯が割れる・歯肉やアゴの骨の変化・様々な器官への影響などです。
メカニズムはハッキリとはわかっていませんが、かみ合わせの異常や日常生活のストレスが
あげられます。
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予防としては夜の歯ぎしりや咬みしめから歯を守るために
「ナイトガード」と呼ばれるマウスピースを作って就寝時に装着することや
問題のある咬み合わせのバランスを整えたりすることが必要になります。
ナイトガードは既製品なども販売していますが人それぞれの咬み合わせがありますので
歯科医院で型取りをしてご自分の歯にぴったり合ったものを製作するのがおすすめです。
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他には日々の意識を変えるのも重要です。
日常生活でも無意識のうちに咬みしめてることがよくあります。
何かに集中しているときなど、咬みしめてることに気づいたら直ぐに上下の歯を離す。
咬みしめてることを頭の片隅に置いて、意識化しましょう。